浅川 |
スープに欠かせないもの、といったら高木さん、何だと思いますか? |
高木 |
それはやっぱり、浮き身ではないでしょうか? |
浅川 |
そう、正解。 浮き身はスープの味に深みを、そして見た目をおしゃれに変える重要なアクセント。僕はね、お客さま相手にデモンストレーションをする時にも、必ず浮き身を添えるんです。そうすると、お客さまの評価が断然違う。それだけ大切な存在なんですね。 |
高木 |
浮き身の中でもっともポピュラーなものといえばクルトン、ですよね。 |
浅川 |
近頃はクルトンが非常に売れているんですよ。しかし、クルトンの作り方を知らない人が多いんです。 |
高木 |
えーっ、自分で作れるの?
教えて欲しいです!パンでできていることはわかるけど…。 |
浅川 |
簡単簡単。食パンを四角く切って一晩くらい放置して、乾いたらオープンで焼く。それだけ。ほら、簡単でしょ?
食パンでなくても、フランスパンなんかを不定形にちぎって、同様に乾かして焼いてもいいんです。 |
高木 |
キャンベルのスープのように、具の多いものには、不定形の大きめのクルトンがとってもあいますよね。ワイルドで、見た目にも美味しそう。 |
浅川 |
乾かして焼くから保存も利きます。作り置きをしておくととても便利ですよ。 |
高木 |
そういえば以前、撮影の時に浅川さんがお持ちになったストライプ柄のチーズのクルトン、あれ、しましまでとってもかわいかった! |
浅川 |
あれも簡単簡単。薄く切ってトーストしたパンに、チーズを挟む。熱でチーズが溶けて、その後に固まったら、四角く切る。終わりっ。 |
高木 |
そんなに簡単にできるんですか!チーズ風味でとっても美味しかった。 |
※ |
軽くトーストしたパンにチーズをのせて、少し熱で溶かしてから挟むとよりくっつきやすくなります |